CLニンニン、SLハチオ、ひらちゃん
コースタイム:菅の台バスセンター5:00→5:30しらび平5:50→6:55 5mナメ滝→7:21 30m大滝上部→8:50段々30m上部→9:40長谷部新道取付10:15→11:10千畳敷→12:20菅の台バスセンター
台風11号が近づいており、沢登り当日夜~翌日昼に台風が直撃する予定だった。台風が近いため沢登りは無理だと思いつつ現地に行ってみると、思いの外天気は悪くなさそう。午前中は雨も降らなさそうで、雲間から少し晴れ間が見えるときもあったくらいのため、沢登りの決行を決定。もうすぐ台風が直撃するというのに菅の台バスセンターには多くの車があり、しらび平行きの臨時バスも出るほど。
水量が少ない支流のため濡れる場面はほとんど無く、気温15度で曇りという沢登りには気持ちの良い状況だった。
濡れている岩を沢靴で登ると、非常に登りにくい。クライミングシューズでは問題なく登れる場所も、沢靴では足の置き方を工夫しないと岩にかからない。一見登るのが難しそうな岩も、よく探せばガバがあり、なんとか登ることができる。滝の横を登ることが多く、フェルトの沢靴は滑って登りにくい。SLから技術的な指導を頂きながら登るが、頭では理解しても実践は難しい。試行錯誤で先に進む。
長谷部新道に合流すると、あとは千畳敷に行くのみ。と思いきや、足場が悪く、藪こぎも多い。設置してあるロープも切れかけていたり、道の一部が壊れかかっていたり。そうこうしているうちに千畳敷へ。宝剣岳は雲にかかって見えなかったが、カールははっきりと見え、沢登りの終わりにふさわしい美しい景色が広がっていた。
下山後、菅の台バスセンターのすぐ上にある喫茶店、ガロで名物のソースカツ丼を食す。非常に美味だが、こってりしていてかなりの量。、皆、苦戦しながら食べていた。実は本日の一番の核心だったかもしれない。
今回はクライミング中心の沢登りで、アルパインクライミングではロープを出すような場面でもロープを出さずにいった。緊張感を切らすことができない神経を使いっぱなしの山行で、技術向上にはもってこいの沢登りとなった。